MEMO

めも

映画バービー観た。面白かったな……
わりと思想強めというか、思想が前面に出てきているタイプの映画ではあるし、途中ハラハラする場面けっこうあったけど、着地点で中和した印象
人間社会に出たケンが馬と男社会に出会ってあこがれを抱くシーン、コミカルに描かれてはいたけど「でも確かにバービーの世界のケンって、現実の男社会における女みたいな添え物ポジなんだよな」と思うとゾッとすると同時にケンに同情してしまった
マーゴットロビーもライアンゴズリングもかわいくてよかった

フェミニズムの話をするとき、どうしても男が、女が、って人類を大きく二分して話すことになりがちなわけだけど(女性以外の人間=男性なため)
そうすると「女性に権利を、地位向上を」って話をするときに男性は敵役というか、倒すべきもの、説き伏せるべきもの、超えるべき壁みたいな存在として扱われることが、どうしても多くなる。
実際にこの映画にもそういう考えがにじみ出てるシーンあったけど、最終的には男が女が、じゃなくて一人一人にライトを当てようみたいな話に着地してくれてよかったなー

フェミニズムついでに私も女として生きてきて嫌だったことをここに書くんだけど、某女性科学者(STAP細胞の人)がリケジョとして持て囃されてたときの空気感がガチで嫌だったな。
私も理系の学問を志す女子だったわけだけど、なんていうか、「女性ながら理系学問の最前線で学び研究するなんてカッコいい」みたいな持て囃しが辛かった。別に学問に性別は関係ないし、理系男子には特に注目しないくせに女にはわざわざリケジョなんて呼び方をつけて注目するって、暗に「女は普通学問を極めない」とか「女に理系の勉強は難しい」みたいに思われてるようでメチャ不快だったな〜。ほっといて?って感じ。私が大学時代にいた学部は女の子割合多かったしね
あの方の場合は「科学者ながらこんなに女子力溢れた私生活」みたいにアイドル視された感じの報道が多かったのも嫌ポイントだった……結局みんなが興味あるのってリケジョさんの研究内容じゃなくて女子ぶりなんじゃん、っていう
結局STAP細胞の研究は論文不正があってふいになったってオチも含めて嫌騒動だったな
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