MEMO

めも

メイアビが全話無料になっていたので1話から一気に読んだ
なお私はアニメだけ劇場版含め全部視聴済みの者

改めて好きなキャラについて考えてみたけど

  • イルミューイ(「母親になる」という事象に対して巨大複雑感情を抱いている女が好きなため)(この理由をイルミューイに適用するのまじで最悪だという自覚はあります)
  • ファプタ(イルミューイとセットで好き 破壊衝動の女は良い その後マスコットみたいになってるのもいい)
  • オーゼン(単純にかっこいいし不気味だし、自分の感情に正直で好き)
  • ベラフ(最高に気高くて好き)
  • ジルオ(爽やかなイケメンだから)
  • ハボルグ(見てて気持ちいいオッサンだし、メタ視点になるけどメイアビみたいな可愛いキャラが中心の作品にこういう造形のキャラもちゃんといるのが好き)

あとアニメにはまだ出てきてないけどスラージョとニシャゴラもかなり好きだな……ニシャゴラに対する好きはハボルグに対するそれと似てるけど

メイアビ、いわゆる闇の面ばかり(インパクトがあるからだろうけど)取り沙汰されがちだけど話の本筋というか、主人公の行動原理というか、作品に一本通ったぶっとい芯としては「「未知への飽くなき探究」」という人間ならば何かしら思うところがあるだろう部分だから、読んでてワクワクするんだよな……
あと「作者が好きなのであろうキャラクター像」はメチャクチャ伝わってくるけど(お腹つるつるの無垢なロリショタ)それとは別として多種多様なキャラがちゃんと世界観の中に存在するのも良き

ボ卿もフラットな目で見れば私の好きなタイプのナチュラル狂人クソゲス探究家だけどなんかあまりにもネット上で擦られすぎてるのを見ていたせいかアンテナにひっかからなくなってしまった……


勢いがすごくて一気に全話読んでしまった
マンガってこうあるべきなのかもしれないな
急に読みたくなったので、チョコレート・アンダーグラウンド(アレックス・シアラー著) をぽちって、今日届いたので読みはじめた。
スノードームと並んで、昔読んでめちゃ好きな小説だったんだよな……。

あらすじ
現代イギリス(たぶん)で健全健康党が政権を握り、チョコレートやその他砂糖の使われた食べ物の所持、製造、摂食を禁止する法律を作ってしまう。2人の男の子はチョコレートを食べる自由を求めて、チョコの密造・密売を始める……

初読当時は中学生くらいだったからあまりピンとこなかったんだけど「そんなヤバい党に誰も投票せんやろ」と大人たちがたかをくくって投票をサボった結果社会が大変なことになる、みたいな社会風刺的な面もある小説なんやな……
あと砂糖が禁止された後の食事の描写が嫌すぎる
大事に読もうと思ってたのにスルスル読んでしまいもう半分くらいまで進んでしまった、嫌ッッッッッ
私の人生の推し小説 #スノードーム をフォロワーに貸したら、読んでもらえて感想をいただけたので自分でも小説の内容を反芻しているのだけど

中学生くらいで初めて読んだときからこの小説についてはほんとうにいろいろと考えさせられて、当時は答えの出せなかった問いもあるのだけど、
そのうちのひとつ「クリストファーがスノードームの中に入ったのは愛ゆえだったか」については、今は「そうだ」って言えるかもしれない。
初めて読んだ当時は「ポッピーたちを愛しているなら、彼女らもろとも破滅する可能性があっても会いにいくよりは、自分が責任持ってスノードームの面倒を見るべきなのでは」という反証が自分の中にあったのだけど、
今思えば、それをしてしまえば、自分をスノードームの創造神としたエルンストと同じになってしまうと、クリストファーは考えたのかもしれない、だからこそ同僚に自分たちの命を託しても会いに行ったのかもしれないなって。畳む


初めて読んでから15年は経ったかと思うけど、今読み返したり噛み締めたりしてもやっぱり好きな小説だ、スノードーム……
押見先生の「血の轍」、最終巻まで読んだけどやっぱりすごいなこの漫画……
私はこういう、「愛ってなんだろう……」って鑑賞後感を残してくれる作品が好きでよ……
本当にずっと坂道を転げ落ちるような展開だったのでどういう風にまとまるのかハラハラしていたけど、最後は救いのようなものも感じた。
これが先生の自伝的な作品だというのだから、なんというかものすごい傷口を抉るような気持ちで描かれたのだと思う
もう少し噛み締めていたいな
映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書)
読み終えた。なかなか興味深かった~

この本のもととなったネットニュースの記事を見たとき、「え、映画を倍速視聴だと!? そんな視聴の仕方がまかり通っていいわけがない……」と脊髄反射的に感じたけど、この本を読み終えた今は「そういう時代になっちゃったんだなぁ」という感じ。著者の方も倍速視聴で作品を満喫できるとは思えないという立場でいつつも、どうしてそんな視聴スタイルが広がっているのかを本当にいろいろな切り口から説明してくれる。
個人的には、娯楽でストレスを受けたくない人が多くなっているというのが意外というか、そうなんだ!という感じだった。だから観たくない、興味ないシーンは飛ばす。ラノベを中心に主人公無双系が増えてるのもその流れでなんだと。私はフィクションだからこそ安全圏から人の苦しみや理不尽を楽しみたいほうなので驚きだ。

しかしまあ、倍速視聴で本当に映像作品を楽しめるかどうかは脇に置くとしても、単純に"そうせざるを得ない"状況に置かれた人が多いという事実にやるせなさ感じちゃうな……。娯楽すらゆっくり楽しむことができないとは……。でも私も供給過多は常に感じている。観ても観ても観たいもの消えないし積みゲーも積読も積まれたままや。もう仕事やめるしかない。
映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書)
を読んでいる
コンテンツ過多で、SNSで友人やフォロイーや拡散で次々と「このコンテンツは見たほうがいい」情報が流れ込んでくるこの時代、鑑賞ではなく情報収集として、効率よくたくさんコンテンツを摂取したい人が多く出現するのは然もありなん
私は倍速視聴や飛ばし見はしないけども

この現象、私の観測範囲のTRPGプレイヤーたちにもかなり出ている気がする。シナリオは自分で遊ぶ場合は倍速視聴とかできないんだけど、卓やりながらその裏で別の卓を並行してる人もいるらしい?と聞くし(フォロー内にはそんな人いないと思うけど……)もし本当にそんな人がいるなら実質倍速視聴の民だな。
そうでなくとも自由に使える時間のほとんどを卓やその用意に費やす人は知り合いの中にもまあまあいる。他の趣味の時間を削ってでもそうする理由は、この本に書かれているものとそう変わらないと思う。供給過多とオンラインセッションツールの発展とSNS。
特にTRPGって、シナリオの内容を知らないと話に混ざれないどころか、ネタバレ込みの場合はそもそも話を聞かせてすらもらえないわけだし……周りの人と同じ話題に乗りたい指向が強い人はやっぱり耐えられなくなるのかなと思う

入ってくる情報が多すぎるからこういう現象が起こるわけで、そろそろオープンSNSは節目と思うんだよな。ていうか若い子たちの間ではぼちぼちクローズドなサークルを楽しむSNSが来ているらしいし。
やっぱり現代人、意識して仕入れる情報の量を減らすべきだと思う。しんどいよまじで……
マンガ大賞受賞してたので「これ描いて死ね」読んだんだけど1巻半分いかないところでべっしょべしょに泣いちゃった……………今後の創作のことで悩んでるときに読むマンガじゃなかった………………読むマンガだった……………………
ハイパーインフレーションの異常な濃さ、他のマンガだと見せゴマとか使って4Pくらいやるだろってくらい印象的なシーンでも比較的あっさりまとめて2P程度の短さでサラッと流してるから成立してる雰囲気あるな……
そのサラッとした構成ゆえにオイオイ!って突っ込みたくなる独特の可笑しさも出てて上手いな~
無料で読めるキャンペーンやってるのとフォロワーにすすめられてハイパーインフレーション読み始めて、めちゃくちゃ面白いんだけど内容が濃いし難しめだからめちゃくちゃ脳みそ溶ける〜、、、一気読みするタイプの漫画じゃないな、でも面白い
現在14話 続きは明日
新CoCシナリオ「新世界より」をKPするにあたり当時の情勢やヨーロッパの人たちの感覚の解像度を上げたくて大航海時代の関連書籍を読んでいるのだけど

大航海時代、アジア・アフリカ・新大陸に進出したヨーロッパ人たちは残虐このうえない。東西の豊かな産物の輸入と引き替えに、破壊を輸出していたのか?と思えるほどだ。
(森村宗冬. 大航海時代 Truth In Fantasy (p.28). 株式会社新紀元社. Kindle 版.)


言い回しがおもろすぎる 破壊の輸出て

内容は至極真面目な本なんだけど、この他にも面白い表現がちょいちょい出てくるし、なにより私みたいな歴史技能初期値人間にも分かりやすく流れを説明してくれてるから助かる~。
なんであの時代の西洋人って奴隷貿易したりとにかく野蛮なの? ってずっと疑問だったんだけど、早くもそれが解けかかっている……

私が新世界よりでHO商売を選んで、自分で「15世紀末ヨーロッパで、奴隷売買にも加担していた人間」をロールプレイするにあたって、やっぱり「当時のヨーロッパでは奴隷売買があった」って知識だけじゃ不十分で、なぜ奴隷売買があったのか、アフリカやアメリカ大陸の人間に対してどういう温度感だったのか……が分からないと少々困るんですよね……
同時のヨーロッパってとにかく貧困だったんだな……


良かった


私もバチバチに金を稼いでロンドンのたっかいホテルでヌン茶してえな
Dr.STONE 21巻くらいから最終巻まで一気読みした!以下ネタバレ



なんだかシン・ウルトラマンみのある話だったなぁ〜(ホワイマンとの邂逅以下が……)
月に行って千空たちの旅が終わっても科学はまだまだ続き今度は過去を目指すところで終わるのがよかったな……なんとなくインターステラーを思わせる終わりだった
こんなに読んでいて終始ワクワクできるマンガも久しぶりだったな
終わってしまうのは寂しいけど綺麗に終わってくれてよかったとも思う
爽やかな読後だった
本当にありがとう

あと七海龍水がさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。私は20巻までで七海龍水の「「強い」」ところを爆推ししていたわけですが21巻以降の宇宙船の席をかけての七海龍水には柔らかいところもあって……ウ…………
宇宙船の席をかけて「欲しい!」と大声で言えるところも、それでも自分よりも適任がいると理解したらためらいなくその人物を推すところも、それでも「行きたかった」といって涙を流すところも、でもでも結局自分の「欲しい!」を叶えてしまうところも、全部好きだよ
ありがとう七海龍水、一生推します…………

ほんとに推しマンガだ またたびたび読み返して浸ろうと思う
畳む
昨晩、名越先生がマンガ「血の轍」を読んでいく動画を見て



自分で読みたいなと思ってKindleで読み始めて気付いたら日付が変わってたし全巻買ってた。

息子を支配して破滅させていく母親、やっぱ好きだな……(ただしフィクションに限る)
ああしなさいこうしなさいというしばりつけ方じゃなく、自発的にママにとっての正解を見つけさせる、そういう支配の仕方、強い
そこに性的魅力が合わさるともはや最強
私は性的魅力と母性とは表裏一体だと思っているので、性的魅力の強い母親という生き物に大喜びしてしまう

あとやっぱ性の話好きだな
気持ちいいこととか、そういう側面だけじゃなくて、汚いこととか、後ろめたいこと、隠されるべきこと、はずかしいことという側面も含めて好き

このマンガを好きだと言える感性をお持ちの人は長澤まさみ主演映画「マザー」も観なね。

マジで名越先生の履修してる作品、全部観たい
それからどうやったらここまで感じたことを言語化できるのか知りたい畳む
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