MEMO

めも

私の人生の推し小説 #スノードーム をフォロワーに貸したら、読んでもらえて感想をいただけたので自分でも小説の内容を反芻しているのだけど

中学生くらいで初めて読んだときからこの小説についてはほんとうにいろいろと考えさせられて、当時は答えの出せなかった問いもあるのだけど、
そのうちのひとつ「クリストファーがスノードームの中に入ったのは愛ゆえだったか」については、今は「そうだ」って言えるかもしれない。
初めて読んだ当時は「ポッピーたちを愛しているなら、彼女らもろとも破滅する可能性があっても会いにいくよりは、自分が責任持ってスノードームの面倒を見るべきなのでは」という反証が自分の中にあったのだけど、
今思えば、それをしてしまえば、自分をスノードームの創造神としたエルンストと同じになってしまうと、クリストファーは考えたのかもしれない、だからこそ同僚に自分たちの命を託しても会いに行ったのかもしれないなって。畳む


初めて読んでから15年は経ったかと思うけど、今読み返したり噛み締めたりしてもやっぱり好きな小説だ、スノードーム……
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