MEMO

めも

是枝監督の映画「怪物」観てきました。
同監督の映画は「万引き家族」以来2本目なのですが、いや〜〜〜〜んもうほんとにこの人は「ままならない人たち」を描くのがうめぇな……
本当に美しくて、でも切ないというか、やりきれない気持ちにさせる映画だった。観終わったあともずっと心臓を掴まれているような感覚がしていた。
本当に観に行ってよかったし、もう一度くらいは観たいな……
以下はネタバレ。

幼い少年たちの心の交流が本筋なんて聞いてないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!うああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
後半の画の美しさと少年二人のふとした瞬間に壊れてしまいそうな関係性の儚さにはずっと胸が締め付けられる思いだった

本当に事前情報を何も仕入れずに観に行ったので、新鮮な気持ちで鑑賞できてよかった。
同じ出来事を、3人の視点から描くのね……
安藤サクラ演じる母親やホリ先生の表情の絶妙な何考えてるか分からない感が不気味だし、「自分では真摯に頑張っているつもりだけど、言動の端々が少年たちの心にざらざらと少しずつ傷をつけていく」感じがなんかもう……ウオオオ
身に覚え ありすぎて

みんなが事態がよくなるように努めているはずなのに(学校は悪いが)、最悪なほうへ転がっていくの、最悪だよ…………

ラストは本当に美しかった。坂本龍一氏の楽曲のピアノの音色がずっと頭から離れなくて……
最後、二人がどうなったのか正解は分からないけれど、私はあれはやはり死後の世界なのでは、と思っている。

死後が、あるいは宇宙がビッグクランチして逆戻りしたその先に生まれる世界が、ふたりがふたりのままで一緒にいられる世界だったのかと思うと辛いけどなぁ…………

ところでビル焼いたのはきっとよりくんだよね? 飲んだくれのパパ殺そうとしたのかな……畳む
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